こんにちは!こさんたです。
多肉植物を育て始めてみると「寄せ植えしてみようかな」、「植え替えをしてみようかな」、「お手入れはどうやってやるのかな」など色々チャレンジしてみたいことが出てくるかと思います。
みなさんは、この画像のようにせっかく寄せ植えしたにもかかわらず気づいたら間延びしてしまっていたということはありますか?
恥ずかしながら私が室内に置いておいて間延びさせてしまったセダムの寄せ植えです。
せっかくのかわいい寄せ植えが台無しです。
そんな中で、今回は間延びして伸びすぎてしまった多肉植物のお手入れ方法について説明していきたいと思います。
初心者の方でも簡単にできますので、ぜひ覚えてかわいい多肉植物のお手入れを自分でやってみましょう!
この記事を読んで分かること
- 「徒長」とは?
- 伸びすぎてしまう原因
- 簡単!お手入れ方法!
「徒長」ってなに?
「徒長」とは葉がつかずに、細長く茎が間延びしてしまった状態のことを言います。
徒長してしまうと株が弱ってしまい、病害虫や気候に対しての抵抗力が下がってしまいます。
徒長の多くは、日照不足が原因で起こりますが鉢内が多湿であったり、水のあげすぎ、肥料の与えすぎでも起こることもあります。
しかし、姿が乱れてしまっても徒長した部分を切り戻し、仕立て直しをしてあげることで整えてあげることができます。
まずは伸びすぎてしまった原因を知ろう!
それでは早速、多肉植物が伸びすぎてしまう原因を見ていきましょう。
伸びてしまう原因
・日照不足
・水のあげすぎ
・肥料の与えすぎ
日照不足
多肉植物が徒長してしまう一番の原因の日照不足によるものです。
日光を好む多肉植物は、光合成をするために、日当たりの悪い場所で育ててしまうと光を欲しがるようにして日光のほうに茎がぐんぐんと生えていってしまいます。
または鉢やポット同士の間隔が狭かったりして十分に光が当たらなかった場合でも、ぐんぐんと伸びてしまいます。
なので、なるべく育てる際には鉢同士の間隔も十分に確保することが大切です。インテリアとして室内で育てている場合でも、窓際のよく日の当たる場所に置いてあげましょう。
日光を好む多肉植物ですが真夏の日差しが強い時期には注意が必要です。
強い日差しで葉焼けしてしまうので、真夏の暑い時期には半日陰に移動させるか昼間の時間帯は室内に移動させて、日が落ちてきたら外に出してあげるような管理方法にしましょう。
半日陰で管理していても、多肉植物が十分に日光を浴びていれば、伸びすぎを防ぐことができます。
水のあげすぎ
日照不足の次に多いのが水のあげすぎです。
多肉植物は昼夜の寒暖差が大きく、雨が極端に少ない乾燥した地域で自生しているものが多く、過酷な環境に適応できるように葉に水を蓄えた植物です。
なので、葉に水がまだ蓄えてあるにもかかわらず、さらに水をあげすぎてしまうと、どんどん葉ばかりが水を吸ってパンパンになり、茎は細く伸びていってしまいます。
また、徒長してしまうだけでなく「根ぐされ」の原因にもなります。
多肉植物の生育期によって水やりの頻度を変えたり、葉や土の観察をしっかりとして乾燥してきてから水やりをしたり基本は水を与えすぎないようにして育てるようにしましょう。
夏は湿度が高いので水やりは葉水だけで十分です。冬は休眠する種類も多く、寒さで多肉植物が凍結してしまうので月に数回、暖かい午前中に水やりをしましょう。
肥料の与えすぎ
多肉植物は、もともと砂地などの栄養分が少ない環境で育っているのでそれほど多くの肥料を必要としません。
肥料を与えるタイミングとしては植え付けや植え替えの際に、土に混ぜるだけで十分です。
栽培を始めたばかりの方で、それでも心配になって肥料をあげてしまうと、土と多肉植物の栄養バランスが崩れてしまいます。
栄養が多肉植物に行き過ぎてしまうと生育しすぎてしまい、本来の形を留めることがことが出来ずに伸びすぎてしまうのです。
また、肥料の与えすぎは徒長するだけでなく、根が傷んでしまったり、葉の色が悪くなる原因にもなりますので注意しましょう。
肥料をあげるときは植え替えをする際などの元肥のときだけと覚えておきましょう!
徒長のサインを見逃さないで!
徒長してしまった部分は元に戻すことができません。
なので仕立て直しをするしかないのですが、しっかりと多肉植物を観察することで徒長の始まりのサインに気づくことが出来ます。
サインを見逃さず、見つけたら徒長が今以上に進行しないように対処しましょう。
徒長のサイン
・葉と葉の間が伸びている
・葉が下を向いてくる
・株が開いてくる
・葉が軟弱になり元気がない
これらのサインが見つかれば徒長が始まっているかもしれません。
徒長のサインで分かりやすいのが葉が下を向いてきた場合と多肉植物の株が開いて広がってくる場合です。
どちらの場合も日光が足りない場合に起こる現象なので、日光が当たる場所に移動させてあげるのと、水やりを控えめにして対処しましょう。
そうすることで、数日経てば葉は上を向くようになり、開いてしまった株はまた硬く締まっていくでしょう。
簡単!すぐに出来る!徒長した茎のお手入れ方法
胴切り
今回は、こちらのポットに密になってしまい十分に日光に当たることが出来ずに伸びてしまった多肉植物の胴切りをしていきます。
「胴切り」とは植物の茎を上下で切り分け、株分けして仕立て直し、株を増やす方法です。
1.伸びてしまった茎をカットする
挿しやすい長さで茎を切りましょう。
カットしたい位置に葉がある場合は、葉をつまんでやさしく左右に動かしてもぎ取りましょう。
カットしたら徒長して葉と葉に間が空いてしまっている部分の子株についている葉ももぎ取り整理ましょう。
葉の部分も葉挿しをすれば増やすことが出来ます。
2.同じように墓の株もカットする
全部カット出来たら元の親株についている葉も3~4枚残すようにしてもぎ取りましょう。
親株も日当たりの良い場所に置いておけばそこから芽が出てきます。
子株は乾燥させ植え替える
子株はカゴなどにさして切り口を乾燥させましょう。
発根してきたら乾いた新しい土に植え替えましょう。水やりは1週間経ってからにします。
挿し木(挿し芽)
挿し木とは、多肉植物の茎のところからカットして増やしていく方法です。
挿し木をする際、準備するもの
- 挿し木したい苗
- ハサミ
- ペットボトル
- 多肉植物用の土
多肉植物の挿し木(挿し芽)のやり方
1.挿し木用の茎葉をハサミで切る
メモ
挿し木したい苗をハサミでカットします。
カットする茎の位置は、長さが3~5cmくらいが良い。また、葉の養分を活用して発根を促すので、葉もしっかり残すようにしてください。
2.カットした茎葉を乾燥させる
メモ
切った茎葉の切り口部分を乾かすため、葉の部分を支えにして、切り口が空気に接せられる容器に挿し、明るい日陰におきます。
寝かせて乾燥させると茎が曲がったりしてしまうので必ず、ペットボトルなどを使用して立てて乾燥させるようにしましょう。
3.根が生えたら鉢に植え替えする
メモ
根が何本か出てきたら、多肉植物用の土を入れた鉢へ、植え替えましょう。
最初は少しだけ水を与えて環境に慣らしましょう。土と馴染んできたら普段通りに水やりしましょう。
最後に
育てていればどうしても葉や茎がひょろひょろと伸びてきてしまうことがあると思います。
そこで仕立て直しの方法を知っておけば、またきれいな状態に戻すことが出来ます。
どちらも簡単にできる仕立て直しなので、ぜひやってみてください。
また、徒長の始まりのサインを見逃さないようにしっかりと観察しておきましょう。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
またの更新をお待ちください!
こさんた