育て方

【育て方】多肉植物に肥料は必要?おすすめの肥料で上手に育てよう!

こんにちは!こさんたです。

植え替えや挿し木、「元肥」の効果が切れた際の生育期に施す「追肥」などの肥料ですが、

これらの肥料にはいったいどんな種類のものがあるのか、今回は紹介していきたいと思います。

 

こさんた
肥料は必要最低限でいいですが、どんなものがあるか知っておきましょう!

元肥と追肥

元肥とは

植物の苗や苗木を植え付け・植え替えをする前に、土へあらかじめ施しておく肥料のことです。「基肥(きひ)」や「原肥(げんぴ)」とも呼ばれます。

多肉植物では、植え替えや挿し木などの、繁殖作業を施す際に入れる肥料になります。元肥には、長い期間ゆっくりと効き続ける「固形肥料」を用いることが多いです。

植物の発育を止めないために施すので、効果がすぐに現れない肥料を使います。有機質肥料や緩効性化成肥料、遅効性肥料がよく利用されます。

たくさん入れすぎてしまうと、植物の根を傷めて枯れさせてしまう可能性があるので、適量与えることが大切です。

追肥とは

植物の生育の過程に合わせ、必要な栄養を補うために追加で施す肥料のことです。

追肥は「固形肥料」のほかに効き目が早い「液体肥料(液肥)」もよく使用されます。

目的に応じて速効性肥料や緩効性肥料を使い、組み合わせて与えると効果的です。

 

・肥料は生育期にだけ与えるようにしましょう。

・生育期でも肥料を与えすぎてしまうと、根が傷んだり、枯れる原因となるので注意しましょう。

・紅葉する種類は遅くまで肥料を与えてしまうと色づきが悪くなってしまうので、タイミングを見てやめましょう。

 

植物が成長に必要な基本の三大栄養素

窒素(チッソ)

窒素(N)は、生育の初期に効果的であり、茎と葉の生長に大きく作用します。光合成に必要な葉緑素、植物の体を形作るタンパク質など、植物が成長する上で重要な働きをする物質となります。

窒素肥料は「葉肥(はごえ)」とも呼ばれます。窒素が多すぎると病気にかかりやすい軟弱な株になってしまうので注意しましょう。

リン酸(リンサン)

リン酸(P)は、花や実をつける生育に効果的であり、植物の遺伝情報の伝達やタンパク質の合成などを担う核酸の重要な構成成分となります。施肥を考える上では、「実肥」と呼ばれます。

また、植物全体の生育や分げつ、枝分かれ、根の伸長など様々な要素に関わっています。土壌中の含有量が低いため肥料で与えるのが一般的です。

カリウム(加里・カリ)

カリウム(K、加里)は、根の生育に作用します。植物体内ではカリウムイオンとして存在しています。カリウムイオンは葉で作られた炭水化物を根に送り、植物を丈夫にして病気などに対する抵抗力を高める働きがあります。

そのため、カリウムは「根肥」と呼ばれます。水で流れてしまいやすいため、「追肥」で与えるのがよいでしょう。

 

マグネシウムやカルシウム(石灰肥料が有名)などの「二次要素(多量要素)」、さらに鉄、マンガン、ホウ素をはじめとした「微量要素」が必要です。

肥料の箱や袋などに記載されているN-P-Kの表示は窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)を指しています。




肥料の種類にはどんなものがあるの?

化成肥料

無機物が主な原料。

複数の原料を使用して、科学的操作や造粒などによって作られrている肥料のことをいう。三要素のうちの2つ以上が含まれている。

有機質肥料

有機物が原料。

微生物の力で土の中で分解されてから植物に吸収される。即効性はないが持続性が長いため、元肥に使用されることが多い。

緩効性肥料

成分がゆっくりと浸透して、効き目が持続する肥料。

主に、固形肥料のものが多く、元肥し使用される。

速効性肥料

効き目が表れるのが早い肥料。

しかし、効果の持続時間は短いものが多い。主に、液体肥料のものが多い。

追肥として使用されることが多い。

おすすめの肥料

ハイポネックス マグアンプK

マグァンプKは、緩効性の化成肥料です。植えつけ・植え替えのときに土に混ぜるだけで、ゆっくり長く効き続けてくれます。使い方も簡単なうえ、効き目が長いため、しばらくの間は追肥の手間も省けるので、手軽に丈夫な草花や野菜を育てることができます。

マグァンプKは肥料の3大要素とマグネシウムがバランスよく配合されています。三要素の配合割合が植物にとってバランスがよいため、植え付け時や追肥に最適です。

メネデール(活力剤)

元気のなくなった樹木や野菜、植物に活力を与える効果を持っています。ほぼ無色無臭の液体なので、室内栽培の観葉植物などにも気軽に使えます。液肥によく似ていますが、肥料成分は含まれていません。あくまでも肥料の補助的役割を果たす活力剤です。

 

最後に

肥料の種類を知っておけば、使用する際にパッケージを見て栄養の配合率などが確認できるようになります。

自分が育てている多肉植物にあった肥料を用途に合わせて使用しましょう。

 

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回の更新をお待ちください。

 

 

こさんた



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